昇平てくてく日記2

小学校高学年編

ご無沙汰しておりました

 てくてく日記の更新が停滞。ご無沙汰しておりました。
 私や昇平は元気でおりましたが、先週の土曜日、突然旦那がダウンしました。

 その日、私は親の会の集まりで午後から福島市へ。夕方からは懇親会(忘年会とも言う)があって、帰りが遅くなるのは目に見えていたので、あらかじめ旦那に頼んで仕事を休んでもらいました。旦那も、そこまでの約2ヶ月間、休日も返上するほど多忙な日が続いていたので、その分の休みを土曜日にとってもらったわけです。
 懇親会はつつがなく楽しく終わり、私も久しぶりにあった会のメンバーに思う存分愚痴を言って(え?)、すっきりさわやか、という気分で帰路についたのですが、気がつくと、携帯に自宅からの着歴が残っています。集まりの間、マナーモードにしていたので、気が付かなかったのですが、そんなに時間はたっていません。なにごとだろう? と思いながら電話してみると、義母が出て、別に誰も電話しなかった、と言います。はて? じゃ、この着歴はなに?? 不思議に思いながら、仲間の車に送られて自宅へ。
 帰宅したとたん、昇平が飛びついてきました。
「お母さんが帰ってきたー! もうお母さんに会えないかと思ったよー!」
 なんだ、なんだ、なにごとだ???
 驚いて寝室を見ると、旦那が布団をかぶって寝ています。時間は10時。こんな時間に寝てしまっているような人ではないので、具合が悪いのだな、とすぐわかりました。義母に聞いてみると、午後から急に調子が悪くなって、熱が出てきたのだとか。それでも、学校だった兄ちゃんを駅まで迎えに行ってはくれたようなのですが、その後、寝込んでしまった、というわけ。
 謎の電話の主もわかりました。昇平です。いつも元気なお父さんが具合が悪くなり、お母さんはいつまでも帰ってこないし、で不安になって、先日教えられたとおり、家の電話から短縮ダイヤルで私の携帯にかけてきたのでした。ところが、その携帯もマナーモードでつながらない。それで、思いっきり不安になって、「お母さんはもう帰ってこないんじゃ!?」とべそをかいた……ということだったのでした。
 う〜ん、間が悪い、としか言いようがないけれど。こちらも、出かけるときまで元気だった旦那が、こんなに急に具合悪くなるとは思わなかったので、まさかこんな事態になっているとは思わず。昇平にはかわいそうなことをしてしまいました。
 とりあえず、お風呂も何もかもパスして、パジャマに着替えさせて寝かしつけたのが10時半。
 旦那は翌日一日寝て、夕方にはなんとか元気になりました。お腹の調子も悪くなって、それはもう少し長引いたのですが、後から聞いた話によると、風邪ではなくウィルス性の胃腸炎だったそうです。職場の方ではやっていたとか。普段は滅多に風邪もひかない丈夫な人なのだけれど、さすがに仕事で多忙な日が続いて、疲れがたまっていたのでしょうね。

 実は、その翌日も、私は町内会の役員の仕事で、昼過ぎまで外出でした。
 でも、「お母さんはちゃんと帰ってくる」と実感した昇平は、今度はあわてることも騒ぐこともなく、落ちついて待っていることができました。
 こうして子は鍛えられて強くなるのかも――と思った出来事でした。 

[06/12/13(水) 14:08] 日常 発達障害

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