昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

小さなエピソード・3

私は、HPアサクラ・タウンにある「療育掲示板」にも、ちょこちょこと昇平の成長記録をつづっているのですが、最近そこに書くネタがふえてきたので、日記にまとめておこうと思いたちました。
後で見直すとき、エピソードがまとまっていると見やすいからです。
「掲示板でもう読んでいたよ」という方は、どうかご容赦くださいね。(^_^;)

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2003/12/11(木)

昇平が学校で聞いてきた連絡事項を母に教えられた。
それも、自分で思い出して!

帰宅途中の車の中、明日はクリスマス交流会だね、という話をしていたら、突然昇平が言った。
「明日持って行くものはね、連絡帳とお弁当だけでいいんだよ」
帰宅してからランドセルを開けて連絡帳を確かめたら、先生の文字で、確かにそう書いてあった。
正確に覚えて、ちゃんと思い出して母に伝えられたんだぁ・・・と感動。

すると、翌日の連絡帳に、先生が書いていた。
「交流会当日の持ち物に関しては、全員に伝えて、自分の口からおうちの人に言うように指導しました。ちゃんと言えたかなぁ・・・」
なるほど、背景にはしっかりした指導あり。
さすがです。

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2003/12/13(土)

夜、お風呂に入ろうとしていた昇平が、突然言い出した。

「台所はレストランだね」

一瞬、なんのことかと思ったが、聞き直すと、
「台所はレストランと同じだね。だって、みんなが食べ物食べるところだから」
と説明してくれた。

そこから始まって、

 茶の間=喫茶店・なかよし広場
 おじーちゃんとおばーちゃんの部屋=宿屋
 風呂場=お風呂屋さん
 洗濯場=クリーニング屋さん
 お兄ちゃんの部屋=  (なんとコメントしたか忘れた)
 二階の居間=喫茶店・なかよし広場・ゲーム屋さん
 二階の寝室=宿屋・プレイルーム

と、それぞれの特徴で説明してくれた。

なるほどねぇ。

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2003/12/16(火)

朝食の席で、お兄ちゃんの友だちのお母さんが看護婦をしている、という話題が出たときのこと。
黙々とごはんを食べていた昇平が、突然、「・・・・・・たいなぁ」と言った。
「え?」
と聞き返すと
「ぼくも大きくなったら男の看護婦さんになりたいなぁ」。

「男の看護婦さんはね、看護士って言うんだよ」
と教えてから
「看護士さんもいい仕事だよね・・・男の看護士さんは力があるから、お役に立てることがいっぱいあるよ」
と言うと
「うん!」
昇平は嬉しそうに、にっこり笑った。

もちろん、昇平が将来看護士になれるかどうかは怪しいものだし、本人の夢だってすぐにいろいろ変わってしまうのだろうけれど。
こんなことも考えるようになってきたんだなぁ、とちょっと驚いた母だった。

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どこがどうとは、母にも説明ができないのだけれど、最近の昇平はなにか、どこかが今までと違ってきている。
背も伸びてきたけれど、体も大きくなってきたけれど、それ以上に、内側では目に見えない何かがどんどん変化してきている・・・。
なんだか、そんな気がしてならない。

[03/12/16(火) 13:23] 日常

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